エヴァンゲリオン伍話

新世紀エヴァンゲリオンの第5話「レイ、心の向こうに」。EVAパイロットであり、同級生でありながら、これまでプライベートの交流がなかった碇シンジと綾波レイ。NERV通行パスを届けると言う名目で、初めて訪れたレイの自宅内で事件は起こる。風呂上がりで全裸のレイに動揺したシンジは、体制を崩しそのままレイに覆いかぶさる。しかし、レイは何事もなかったかのように、シンジを払いのけ、着替えを済ませてNERV本部に向うのだった。

第1話の初登場以来、眼帯と包帯をまとっていたため、素顔が見えなかったエヴァンゲリオンのヒロイン・綾波レイが、初めて素顔を見せるストーリーだ。特にこの話は、エヴァンゲリオンというアニメが市場認知された立役者的存在だと言える。それまで当作品に興味がなかった人も、見ていて退屈感を感じていた人も、さらにはアニメという分野に興味すらなかった人でも、一瞬にして虜にしてしまったことだろう。レイの対応は、今までの常識、予想を大きく覆し、さらにはエヴァンゲリオン世界に視聴者を引きこませるに足る演出だった。そして、綾波レイというキャラクターの神秘性をさらに増幅させた。まさに魔法のようなヒロイン登場の瞬間に作り上げられているストーリーだ。

2011年10月26日

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